hakatashiが個人的に書き留めている単語帳から一日一語ずつ紹介します

マルム・イン・セ

malum in se

ラテン語で「それ自身が悪」を意味する。風俗や社会制度によらず道義に反するとみなされる殺人などの絶対悪、すなわち自然犯の観念を表したものであり、法定犯を意味するマルム・プロヒビトゥム (malum prohibitum)と対比される。

禁治産者

きんちさんしゃ

家庭裁判所から禁治産の宣告を受けた者。平成12年(2000)禁治産制度の廃止により、成年被後見人に改められた。きんじさんしゃ。

デジタル大辞泉「禁治産者」より引用

両統迭立

りょうとうてつりつ

鎌倉後期、後嵯峨天皇ののち持明院統(後深草天皇の血統)と大覚寺統(亀山天皇の血統)との二つの皇統から交互に皇位に就いたこと。

デジタル大辞泉「両統迭立」より引用

伝法

でんぽう

  1. 粗暴で無法な振る舞いをすること。また、その人や、そのさま。「伝法な男」
  2. 勇み肌であること。また、その人や、そのさま。多く、女性にいう。「意気がって伝法な口をきく」
  3. 無料見物・無銭飲食をすること。また、その者。江戸時代、浅草寺伝法院の寺男が、寺の威光をかさにきて、境内の見世物小屋や飲食店で無法な振る舞いをしたところからいう。
    「留場へ出る―が所まで探しあるいたが」〈滑・浮世風呂・三〉

デジタル大辞泉「伝法」より引用

宿老

しゅくろう

  1. 年老いて経験を積んだ老巧な人。耆宿。「財界の宿老」
  2. 武家の重臣。鎌倉・室町幕府の評定衆・引付衆や、江戸幕府の老中、諸大名の家老など。
  3. 江戸時代、町内の取り締まりに当たった町内の年寄役。

デジタル大辞泉「宿老」より引用

マクガフィン

MacGuffin

小説や映画などのフィクション作品におけるプロット・デバイス(英語版)の一つであり、登場人物への動機付けや話を進めるために用いられる。特にスリラー映画で多用され、泥棒が狙う宝石やスパイが狙う重要書類などがマクガフィンの典型例である。しかし物に限定されず、出来事や人物などもマクガフィンに含まれる。

マクガフィン - Wikipediaより引用

天保銭

てんぽうせん

  1. 天保通宝の俗称。
  2. 《明治時代、天保通宝の通用が8厘で1銭に足りないところから》知恵の足りない者。
  3. 《形が似ているところから》旧陸軍大学校卒業生が胸につけた記章。また、その軍人。

デジタル大辞泉「天保銭」より引用

精怪

せいかい

中国の怪談における怪異の呼称の一つ。山精や古鬼など、長生きした鳥獣や草木に宿る精をいう。

見つめる鍋は煮立たない

A watched pan never boils.

ただ待っているだけの時間は非常に長く感じられるものだ、というたとえ。

いっかな

《「いかな」の促音添加》

  1. [副](あとに打消しの語を伴って)どうしても。どのようなことをしても。何としても。
    「子供は―手を離さなかった」〈里見弴・多情仏心〉
  2. [連体]どのような。どんな。
    「さなくは後へも先へも―事やらぬといふ」〈浄・団扇曽我〉

デジタル大辞泉「いっかな」より引用

御造作

ごぞうさ

《相手のすることを敬っていう》

  1. お手間。ごめんどう。「ご造作をかける」
  2. ごちそう。おもてなし。「ご造作にあずかる」

デジタル大辞泉「御造作」より引用

昵懇

じっこん

《「昵」は、なれしたしむ意》親しく打ち解けてつきあうこと。また、そのさま。懇意。「昵懇な(の)間柄」「昵懇にしている家」

デジタル大辞泉「昵懇」より引用

サシェ

sachet

《「サシエ」とも》におい袋。香粉などが入っていて、たんすの引き出しなどに入れておく小袋のこと。

デジタル大辞泉「サシェ」より引用

辺陬

へんすう

国の中心から遠く離れていること。かたいなか。辺垂。また、国の中心から遠いさま。辺鄙。
※新聞雑誌‐一四号・明治四年(1871)九月「辺陬僻邑師友に乏き人」 〔柳貫‐文子方寓直翰林数日詩〕

コトバンク「辺陬」より引用

薨去

こうきょ

皇族または三位以上の貴人の死去すること。薨逝。
「少林城において御―なされ候」〈鴎外・興津弥五右衛門の遺書〉

デジタル大辞泉「薨去」より引用

瑕瑾

かきん

  1. きず。特に、全体としてすぐれている中にあって惜しむべき小さな傷。また、短所。欠点。「わずかな―もない」
  2. 恥。辱め。名折れ。
    「仕損じては一門の―になるべく候ふ間」〈義経記・六〉

デジタル大辞泉「瑕瑾」より引用