hakatashiが個人的に書き留めている単語帳から一日一語ずつ紹介します

古拙

こせつ

古風で技巧的にはつたないが、素朴で捨てがたい味わいのあること。また、そのさま。「古拙な民芸品」

デジタル大辞泉「古拙」より引用

素封家

そほうか

大金持。資産家。金満家。福沢諭吉、福翁百余話「大名その他世襲の―にして容易に倒るゝ者あれば」

広辞苑「素封家」より引用

頑是無い

がんぜない

  1. まだ幼くて物の道理がよくわからないさま。「―・い子供でもこのくらいのことはわかる」
  2. あどけないさま。無邪気だ。「まだ―・い顔をしている」

デジタル大辞泉「頑是無い」より引用

バックマージン

back margin

メーカー・問屋などが販売した商品の価格を一定期間後に下げ、その差額を販売先に返却すること。販売促進の手段や相場変動の激変により問屋が大損したときなどに行う。リベートの一種。

デジタル大辞泉「バックマージン」より引用

昼行灯

ひるあんどん

日中に火をともしている行灯の意で、ぼんやりしている人や役に立たない人をあざけっていう語。

広辞苑「昼行灯」より引用

温阻血時間

おんそけつじかん

臓器移植の提供者が死亡し血流が止まってから、臓器を移植して血流が再開するまでの時間である阻血時間のうち、臓器の温度が体温近くに保たれている時間のこと。特にこの間に細胞の死滅が急速に進むため、移植される臓器は迅速な冷却が求められる。

駟も舌に及ばず

しもしたにおよばず

言葉の伝わるのは非常にはやいもので、そのはやさには四頭立ての馬車も及ばない。言語は慎むべきものだ。「駟馬も追う能わず」とも。

広辞苑「駟も舌に及ばず」より引用

戒飭

かいちょく

人に注意を与えて慎ませること。また、自分から気をつけて慎むこと。「戒飭処分」
「諄々として党員を―したが」〈嶺雲・明治叛臣伝〉

デジタル大辞泉「戒飭」より引用

破落戸

ごろつき

一定の住所、職業を持たず、あちこちをうろついて、他人の弱味につけこんでゆすり、嫌がらせなどをする悪者。無頼漢。ごろ。

コトバンク「破落戸」より引用

奪格支配

だっかくしはい

前置詞などにおいて、修飾する対象の語が奪格の形をとること。

超信地旋回

ちょうしんちせんかい

ブルドーザーや戦車などキャタピラーを装着した車両が、左右のキャタピラーを互いに逆回転させて行う旋回。車両を移動させずに方向が変えられるので狭い場所での旋回に向くが、キャタピラーや路面の舗装などに負担がかかる。

デジタル大辞泉「超信地旋回」より引用

錯簡

さっかん

書物のとじ違いなどで、ページの順序が乱れていること。また、書物の中の文字や文章の順序が乱れていること。

デジタル大辞泉「錯簡」より引用

蹤跡

しょうせき

  1. 事が行われたあと。事跡。踪跡。
  2. あとを追うこと。追跡。また、行方。踪跡。
    「その党の出没進退、甚だ密にして、―しがたく」〈中村訳・西国立志編〉

デジタル大辞泉「蹤跡」より引用

腹側被蓋野

ふくそくひがいや

中脳の被蓋に位置する脳の領域。特にドーパミンを放出する脳部位として知られており、霊長類の動機づけ行動に大きく寄与していると考えられている。

カテナリー曲線

かてなりーきょくせん

ひもや電線などのロープ状の物体の両端を持って垂らしたとき、自重でたわんだロープが作る曲線。懸垂線、懸垂曲線とも。

ゲマインシャフト

Gemeinschaft

テンニースが設定した、ゲゼルシャフトと対をなす共同生活の類型。共同社会とも訳す。成員が互いに感情的に融合し、全人格をもって結合する社会。血縁に基づく家族、地域に基づく村落、友愛に基づく都市など。テンニースは、人類の歴史はゲマインシャフトからゲゼルシャフトへと進むと考えた。

広辞苑「ゲマインシャフト」より引用

裂罅

れっか

裂けてできたすきま。裂け目。割れ目。
「紅海は大陸の―だとしいて思ってみても」〈寅彦・旅日記から〉

デジタル大辞泉「裂罅」より引用

コンコルドの誤謬

こんこるどのごびゅう

サンクコストを惜しんで投資を続けてしまうこと。それまでに費やした資金や労力などの見返りを得ようとして、かえって損失が拡大すること。コンコルド効果。
[補説]超音速旅客機コンコルドへの投資が巨額になり、採算割れは確実との認識があったにもかかわらず、開発を中止できなかったことにちなむ。

デジタル大辞泉「コンコルドの誤謬」より引用

赤の女王仮説

あかのじょおうかせつ

ある生物種が、生息域や食性が競合する他種や天敵との関係において、生存のために絶えず進化を続ける必要があるという仮説。有性生殖が進化速度の向上をもたらし、感染症などへの対抗手段として重要な役割を持つとする。
[補説]L=キャロルの小説「鏡の国のアリス」に登場する赤の女王による「同じ場所にとどまるためには力の限り走らなければならい」という言葉にちなむ。1973年に米国の生物学者バン=ベーレンが提唱。

デジタル大辞泉「赤の女王仮説」より引用

尾籠

びろう

  1. 不潔であること。また、そのさま。「食事中、尾籠な話になるが」
  2. わいせつであること。また、そのさま。
    「若い女が若い男の帯解いて、さうして後で紙で拭ふとは―至極、疑はしい」〈浄・油地獄〉
  3. 礼儀をわきまえないこと。また、そのさま。無礼。
    「殿の御出に参り逢うて、乗物より降り候はぬこそ―に候へ」〈平家・一〉

デジタル大辞泉「尾籠」より引用

捨象

しゃしょう

事物または表象からある要素・側面・性質を抽象するとき、他の要素・側面・性質を度外視すること。

デジタル大辞泉「捨象」より引用

天変地夭

てんぺんちよう

天変地異に同じ。地夭とは地上に起こる怪しい変異のこと。

奇貨居くべし

きかおくべし

(呂不韋がこのように言って、後に秦の始皇帝の父となった人物を援助した故事から) 珍しい品物だから後日利を得るために今買っておこう、との意。転じて、得難い機会だからうまくこれを利用しなければならない。

広辞苑「奇貨居くべし」より引用