hakatashiが個人的に書き留めている単語帳から一日一語ずつ紹介します

慫慂

しょうよう

そうするように誘って、しきりに勧めること。
「今日牧師が来て、突然僕に転居を―した」〈有島・宣言〉

デジタル大辞泉「慫慂」より引用

御母堂様

ごぼどうさま

相手方の母親を敬っていう語。

落胤

らくいん

貴人が妻以外の身分の低い女にひそかに生ませた子。おとしだね。おとしご。

広辞苑「落胤」より引用

鼎の軽重を問われる

かなえのけいちょうをとわれる

権威を持つものが、その実力や権力を疑われ、地位を危うくされる。楚の荘王が、周室に伝わる九鼎という王位の象徴であった宝器の大きさや重さを問うたという「春秋左伝」の故事に由来。

咬筋力

こうきんりょく

人間の頬に位置する咬筋の筋力。すなわち物を噛む力のこと。

雪隠詰め

せっちんづめ

  1. 将棋で王将を、また、十六六指で親石を盤の隅に追いこんで詰めること。都詰め。
  2. 転じて、逃げ道のない所へ追い詰めること。

広辞苑「雪隠詰め」より引用

手弁当

てべんとう

  1. 自分で弁当を用意して持っていくこと。また、その弁当。
  2. 自費で、あることのために働くこと。「手弁当で選挙の応援をする」

デジタル大辞泉「手弁当」より引用

比おい

ころおい

  1. ころ。その時分。「早春の―」
  2. 程度。ほどあい。「ちょうどよい―」
  3. 当節。今の時世。
    「内裏 (うち) わたり心にくくをかしき―なり」〈源・真木柱〉

デジタル大辞泉「比おい」より引用

冬虫夏草

とうちゅうかそう

地中にいる昆虫に子嚢菌などが寄生し、地上にキノコ(子実体)を生じたもの。セミタケ・アリタケ・クモタケなど。冬は虫であるが夏には草に変わるという意からの名で、中国ではヤガの幼虫に生じるものを薬とする。

デジタル大辞泉「冬虫夏草」より引用

かるが故に

かるがゆえに

《「かあるがゆえに」の音変化》前の事柄を受けて、それを理由・原因とするときに用いる。だから。それゆえに。
「掃除の源因及び結果に至っては微塵の責任だに脊負って居らん。―奇麗な所は毎日奇麗だが」〈漱石・吾輩は猫である〉

デジタル大辞泉「かるが故に」より引用

進退維谷

しんたいいこく

進むことも退くこともできず、身動きが取れないこと。
「維」は、これと読み、次に来る語を強調する語。「谷」は、「窮」と同じ意で、きわまる。「進退維谷まる」と読み下す。

デジタル大辞泉「進退維谷」より引用

感覚与件

かんかくよけん

感覚器官を通じて与えられる、解釈や判断を加える以前の直接的な経験内容。形・色・音・匂いなど。現象主義では経験的知識の基盤と見なされ、物体は感覚与件からの論理的構成物であるとされた。感覚所与。センスデータ。

広辞苑「感覚与件」より引用

落掌

らくしょう

品物を受け取ること。手紙などで「落掌致しました」などの形で用いる。

矩を踰える

のりをこえる

人間として従うべき道筋を外れる。論語「七十而從心所欲、不踰矩」より。

半血兄弟

はんけつけいてい

両親のうち片方の親のみが同じであるような兄弟、すなわち異母兄弟あるいは異父兄弟のこと。対して両方の親が同じであることを全血という。

会陰

えいん

  1. 外陰部と肛門との間の部分。蟻の門渡り。
  2. 広義には、医学で、左右の大腿と臀部に囲まれた部分(骨盤下口を覆う軟部)をいう。前方を恥骨結合、後方を尾骨、側方を左右の坐骨結節に囲まれた菱形の領域で、前方の三角部を尿生殖三角、後方の三角部を肛門三角という。会陰部。

デジタル大辞泉「会陰」より引用

ギュゲスの指輪

ぎゅげすのゆびわ

羊飼いのギュゲスが手に入れたとされる、装着すると体が透明になるという伝説の指輪。プラトンの『国家』において、「不正を犯しても絶対に露呈することがない場合、人は正義を貫くか」という議論に導入されることで知られる。

虞犯少年

ぐはんしょうねん

その行動や性格、環境などからみて、将来罪を犯すおそれのある二〇歳未満の男女。家出、不純異性交遊、怠学などが虞犯事由とされる。

コトバンク「虞犯少年」より引用