hakatashiが個人的に書き留めている単語帳から一日一語ずつ紹介します

法悦

ほうえつ

  1. 仏の教えを聞き、それを信じることによって心にわく喜び。法喜。
  2. うっとりとするような喜び。エクスタシー。「法悦にひたる」

デジタル大辞泉「法悦」より引用

屋上屋を架す

おくじょうおくをかす

無用のことをするたとえ。「屋上屋を重ねる」「屋下に屋を架す」とも。

広辞苑「屋上屋を架す」より引用

あえか

か弱く、頼りないさま。きゃしゃで弱々しいさま。「あえかに咲く花」
「まだいと―なる程もうしろめたきに」〈源・藤裏葉〉

デジタル大辞泉「あえか」より引用

やば

法に触れたり危険であったりして、不都合なさま。けしからぬさま。
「おどれら、―なことはたらきくさるな」〈滑・膝栗毛・六〉

デジタル大辞泉「やば」より引用

口疾に

くちどに

口早に。

葡萄色

えびいろ

(えびかずらの熟した実の色の意。一説にイセエビの色) 赤みを帯びた紫色。えび。

コトバンク「葡萄色」より引用

汗牛充棟

かんぎゅうじゅうとう

蔵書がきわめて多いことの形容。本が非常に多くて、牛車に積んで運ぶと牛も汗をかき、家の中に積み上げれば棟木むなぎにまで届いてしまう意から。▽「牛に汗し棟に充つ」と訓読する。「充棟汗牛」ともいう。

デジタル大辞泉「汗牛充棟」より引用

不立文字

ふりゅうもんじ

禅宗の根本的立場を示す語。悟りの内容は文字や言説で伝えられるものではないということ。仏の教えは師の心から弟子の心へ直接伝えられるものであるという以心伝心の境地を表したもの。

デジタル大辞泉「不立文字」より引用

喝食

かっしき

禅寺で、諸僧に食事を知らせ、食事の種類や進め方を告げること。また、その役目の名や、その役目をした有髪の少年。のちには稚児の意となった。喝食行者。かつじき。かしき。
「丸が父は七歳にして東福寺の―となり」〈戴恩記〉

デジタル大辞泉「喝食」より引用

芋名月

いもめいげつ

旧暦八月十五夜の月。芋を月に供えるからいう。

広辞苑「芋名月」より引用

おおどか

性質がこせこせしないでおっとりしているさま。おうよう。おおらか。
「王女の下脹れた豊かな頰と云い、―な眉と云い」〈宮本・伸子〉

デジタル大辞泉「おおどか」より引用

文目も分かず

あやめもわかず

  1. 暗くて物の模様や区別がはっきりしないさま。
    「―◦ぬ暗の夜なれば、ここを何処としるよしなけれど」〈逍遥・当世書生気質〉
  2. 物事の分別がつかないさま。
    「あらはれていとど浅くも見ゆるかな―◦ず泣かれける音の」〈源・蛍〉

デジタル大辞泉「文目も分かず」より引用

烈しい

はげしい

激しい。

雨奇晴好

うきせいこう

《蘇軾「飲湖上初晴後雨」の「水光瀲灔として晴れて方に好し、山色空濛として雨も亦奇なり」から》晴れても雨でも、それぞれによい景色で、趣のあること。晴好雨奇。

デジタル大辞泉「雨奇晴好」より引用

病葉

わくらば

病気や虫のために変色した葉。特に、夏の青葉の中にまじって、赤や黄色に色づいている葉。「―や大地に何の病ある/虚子」

デジタル大辞泉「病葉」より引用

徒渉り

かちわたり

  1. 川などを歩いて渡ること。徒渉(としょう)。
    ※今昔(1120頃か)三一「其に歩人共をば其の馬共に引き付けつ渡しけるを、歩渡(かちわたり)と思ける也けり」
  2. 江戸時代、河川の渡河方法の一つ。東海道の大井川の場合、水深二尺までの場合をいい、これまでは一般旅人の渡河を認め、これ以上は川止めとして渡河を禁じた。徒越(かちごえ)。
    ※滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)三「京上りの座頭二人づれ、此川の歩渡(カチワタ)りなることを聞けるにや」

コトバンク「徒渉り」より引用

徒渉

としょう

  1. 川などを歩いてわたること。かちわたり。
    「旅には―する川が横たわり」〈寅彦・連句雑俎〉
  2. 徒歩で陸を行ったり水を渡ったりすること。
    「鸞輿を跣行の―に易へて」〈太平記・三九〉

デジタル大辞泉「徒渉」より引用

天罰覿面

てんばつてきめん

行為の結果がたちどころに現れること。悪事を働くと、その報いとしてすぐさま天が罰を下すこと。▽「天罰」は天の下す罰。「覿面」は、ある事柄の効果や報いが目まの当たりにすぐ現れることをいう。

デジタル大辞泉「天罰覿面」より引用

爛熟

らんじゅく

  1. 果実がくずれそうなまでに熟しきっていること。「爛熟した実が落ちる」
  2. 物事が発達しきって、衰えの兆しさえ含んでいる状態になること。「爛熟した文化」「爛熟期」

デジタル大辞泉「爛熟」より引用

懶惰

らんだ

なまけること。おこたること。ぶしょう。「―な生活」

広辞苑「懶惰」より引用

眼間

まなかい

目の前。まのあたり。 「亡き母の面影が-に浮かぶ」 「 -をよぎる」 「いづくより来たりしものそ-にもとなかかりて安眠やすいしなさぬ/万葉集 802」

デジタル大辞泉「眼間」より引用