近世につくられた十人(十軒)をひとつの単位とした共同組織。その目的に応じて種々の十人組が存在した。

  1. 徳川幕府が慶長八年(一六〇三)に京都の町につくった連帯責任を負う相互検索制度。
  2. 近世、十軒を一組として五人組と同じく治安維持、貢納の連帯責任をおわせた相互扶助、相互検索制度。
    ※公室年譜略‐慶長一三年(1608)一〇月二日「百姓拾人くみに判形つかせ可レ申事」
  3. =じゅうにんりょうがえ(十人両替)

コトバンク「十人組」より引用